彼女の親友とセフレ関係になってしまった男 でも彼女のことが忘れられません
僕には大好きな彼女がいましたが、彼女の親友とセフレ関係になってしまいました。
でも本命の彼女を忘れることができません。
親友はエレン(仮名)と言い、僕の彼女とはアパートでハウスシェアをして暮らしていました。
ある週末の晩、僕は彼女のところに遊びに行き、エレンも僕たちに加わって3人で宅飲みをしながらおしゃべりをしていました。
酒に弱い彼女はすぐ眠ってしまい、僕とエレンだけで飲み続けました。
そのあと二人の間に起こったことについては、何の言い訳もできません。
そのときはたった一度だけだったんです。
翌日、僕は彼女に本当のことを言わなくてはいけないと感じてしましたが、そんな勇気はありませんでした。
そのまま1週間が過ぎ、ひと月が過ぎ、一年が経ちました。
その間、エレンも彼女には何も言わなかったようです。
もちろん僕も何も言いませんでした。
さらに一年がたち、エレンは仕事の都合で引っ越す必要が出てきて、彼女とのハウスシェアをやめて出ていくことになりました。
しかしそのとき、どうしても罪の意識に耐えられないという理由で、彼女にあの晩のことを打ち明けてしまったのです。
その日、僕と彼女は差し向かいで話し合うことになりました。
僕はもう彼女に捨てられると思っていましたが、彼女は「なんとかこれを乗り越えたい」というのです。
僕との関係はとても大切だから、このまま終わらせるのはイヤだ、と。
でも休みが必要だとも言いました。
結局その後3か月ほど、僕は彼女と一度もデートをしませんでした。
ある日、友人が主催するパーティーに行くと、彼女とエレンが偶然その場に居合わせました。
でもパーティーでは何もなく、3人とも笑顔で話ができました。
そして帰る方角が同じなので、帰りはエレンの運転する車に僕も彼女も乗せていってもらうことになったのです。
しかし、後部座席に僕と一緒に座っていた彼女は、静かに泣き始めました。
僕は彼女と一緒に車を降り、エレンを見送り、彼女の家に入りました。
彼女は涙を流しながらも、一生懸命ふつうに振舞おうと努めていましたが、僕たちはもうぎこちなくなっていました。
その晩、久しぶりのセックスをしましたが、彼女は「なんか、むなしいわ」と言いました。
とてもショックを受けましたが、正直なところ僕も同じように感じていたのです。
その後も彼女と何回か会い、そのたびにセックスをしました。
でも、酒の勢いがないとそういう気分にはなれませんでした。
酒を飲まずにセックスもしましたが、そのときは必ず彼女が最後に泣き始めて終わるのです。
そして「あなたとエレンがセックスしてる場面が目に浮かぶ」というのです。
その後、彼女は僕にもエレンにも口を利かなくなりました。
これは僕もエレンも、いつかは起こることだろうと想像していたことでしたが、やはり辛かったです。
ショックを受けた僕とエレンは、二人で連絡を取り合うようになり、そして今、ほとんどセフレ関係になっています。
でも本当に好きなのは彼女なんです。
罪の意識、そして大事な人を失った喪失感はずっと僕から離れず、いつも悩ませ続けています。